まいぷれ長野の少し役立つコラム
1月12日のお汁粉の炊き出しに続き、1月26日「輪っと集まれ!中高生・若者ほっとキッチン」では、災害ボランティアの皆さんに珈琲の差し入れをしました。前回は柳原支所でしたが、13日に柳原支所の総合受付けは終了。19日から各被災地域の支部でボランティアの受入れが始まりました。各支部50名の募集です。
今回は赤沼地区公会堂に置かれている支部で、珈琲の差し入れをしました。例年ならこの時期、雪模様だったり、根雪が建物の陰に残っていたりと底冷えするのが通例ですが、今年は雪もなく日差しが柔らかく包んでくれ、とても過ごしやすい日でした。
長野駅近くにある「珈琲館 モカ」のマスターにお願いし、お店で出す本格珈琲を淹れていただきました。この日は70杯ほどを用意。地域の方たち、ボランティアさん、スタッフに振る舞いました。15時頃作業を終え疲れて支部に戻ってきたボランティアさんや被災された地域の方に、美味しくて温かい珈琲を飲んでいただきました。皆さん笑顔を見せてくれ、こちらもとても嬉しくなりました。
本格的な珈琲を淹れました。まず直前に挽いた珈琲豆をフィルターの入ったドリッパーに入れ、専用のケトルからお湯を注ぎます。最初に2~3滴落ちるのを待ちます。そこに美味しい珈琲が凝縮されています。その後ゆっくり廻しながら珈琲豆より湯が溢れないようにして落としていきます。慌てて湯を入れないことがコツです。
日本の酒造りの伝統文化には「和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」という言葉があります。これは、和は良酒を醸すという意味と、良酒は和を醸すという2通りの意味があるそうです。酒造りには様々な工程があり、それぞれの役目を互いに信頼し合いながら真摯に向き合ってこそ良酒ができるというのです。そしてその良酒を飲む人がいて和を醸すということだそうです。その昔、聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に「和をもって尊しとなす」という言葉が書かれています。「和」とは日本の伝統文化の根源です。
今回の災害は甚大でした。それでも、災害直後から県内外問わず大勢のボランティアさんたちが訪れ、各々出来ることからお手伝いをしてきました。重い泥の片づけ、泥にまみれた家の掃除、家庭の大事な宝物の整理、生活用品の差し入れ、炊き出し等それぞれの立場でできることを一生懸命取り組んできましたし、今も取り組んでいます。
そしてそこに「和」が醸しだされたのではないでしょうか。醸し出された「和」が次に「復興」という良酒をいつの日かもたらしてくれると信じています。
リンゴのCCレモン煮。黄色の鮮やかさとリンゴの適度な酸味が珈琲のサイドメニューにうってつけでした。
赤沼地区は340軒ほどあり、未だに1階が泥にまみれているというお宅も見受けられました。また、リンゴ畑はリンゴが落ちたままの状態。後片付けは春まで待たなければならないようです。まだまだやらなければならない事は山積みです。ボランティアさんの助けもまだまだ終わりが見えません。
今回は、ほっとキッチンのスタッフとして高校生も参加。一生懸命働いてくれる様子に逞しさを感じました。若いからこそ被害を目の当たりにし、また様々な人たちと接することで感じることも多かったはず。これからもスタッフとして大いに活躍してもらう予定です。
ボランティアの皆さん。珈琲を飲みながらほっと一息、笑顔を見せてくれました。遠く九州から、また神戸や千葉から、もちろん県内からも皆さん駆けつけ、片付け作業をしてくださいました。
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