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在宅ワークのススメ☆

不快な間違い敬語に注意!

「ご注文はよろしかったでしょうか?」よく聞く言葉ではないでしょうか。

 

丁寧なのにおかしな敬語、気を使いすぎて間違った敬語を使っていませんか?間違いやすい敬語を使いがちなシーンとともにご紹介します。

 

「〇〇さん、こちらの書類でよろしかったでしょうか?」

× ~でよろしかったでしょうか?

 ~でよろしいでしょうか?

 

「よろしかった」と過去形にするのは誤りです。現在形に戻しましょう。

 

「どれにいたしますか?」

× ~いたしますか

 ~なさいますか?

 

「いたす」のは謙譲語なので自分の動作に用いる表現です。選ぶのが相手の場合、その動作を敬うので尊敬語の「なさる」を使うのが正解です。

 

「こちらがお見積りのほうになります」

× ~のほうになります

 ~でございます、~です

 

「~のほう」は必要のない言葉です。つける意味はありません。

 

「〇〇様でございますね」

× ございますね

 いらっしゃいますね

 

「ございます」は、「です」「ます」の丁寧な表現で、通常は自分や物に対して使います。

 

「その件につきましては〇〇様の おっしゃられるとおりです」

× おっしゃられるとおりです  

 おっしゃるとおりです、言われるとおりです

 

「言う」の尊敬語にあたる「おっしゃる」と動詞について尊敬語を作る「~れる」を重ねて使ってしまった二重敬語です。尊敬語はひとつでOKです。

 

「10分ほどお待ちいただくかたちになります」

× ~かたちになります

 お待ちいただきます

 

「かたち」をつける意味はありません。本来、形状をさす言葉です。

 

「お申込書をお預かりいたします」

× お預かりいたします

 いただきます

 

「預かる」を使うのは後で返すものに対して使います。もらうものには「いただく」が正解です。

 

「この件は中止とさせていただきます」

× ~させていただきます

 ~いたします

 

相手から「〇〇していいですよ」と許可を得たという前提があるときに「~いただきます」を用います。自分や会社側の判断で行うのであれば不適切なので注意しましょう。

 

「こちらが資料になります」

× ~になります

 ~でございます

 

「~になります」では、何か別のものから資料に変化したという表現になってしまいます。

 

「あ~なるほどですね」(お客様の話に対して)

× なるほどですね

 なるほど、おっしゃる通りですね

 

上から目線で話しているように聞こえるため「ですね」をつけたくなりますが、文法的におかしいので気をつけましょう。

 

「しばらくおまちください」

× しばらく

 少々

 

「しばらく」には長い期間という意味合いがあるので、来客や接客に使うのは適切ではありません。

 

 「了解です、進めておきます」(上司から仕事を任されて)

× 了解です

 わかりました、承知いたしました

 

「了解」にはあなたの言うことを理解して認めてやるという譲歩の意味が入るため、目上の人に使うのは避けましょう。普通に「わかりました」と言えば問題ありません。

 

「〇〇さん、ごくろうさまです」

× ごくろうさまです

 おつかれさまです

 

目上の人から目下の人に使うのが「ごくろうさま」のため、先輩や上司には決して使わないようにしましょう。「おつかれさま」は同等の関係、もしくは目上の人に使う言葉です。

 

「コーヒーをお飲みになられますか?」

× ~なられますか

 ~なりますか

 

「飲む」の尊敬語「お飲みになる」に動詞を尊敬語にする「~れる」を重ねるのは、二重敬語になってしまいます。

丁寧語 丁寧語 ~です、~ます、~ございますとするのが基本形。尊敬の意味はない。
美化語 単語につけると上品な印象になる「お」や「ご」のこと。外来語とカタカナ語には使わない。
謙譲語 謙譲語1 「申し上げる」など、話題中の特定の相手に対して、自分の行為をへりくだって表現する。
謙譲語2 「参る」「小社」など、特定の相手に何かをするのではなく、自分のことを丁重に表現する。
尊敬語 「~れる」「いらっしゃる」「お〇〇になる」など、相手や相手の行動に関わるものに使う。

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