まいぷれ長野の少し役立つコラム
写真:PIXTA
以前このコラム欄で「恩送り」と「恩つながり」についてお話をしました。今回は「中高生・若者ほっとキッチン・無料学習塾」での実例をご紹介します。
昨年来、子どもたちに新鮮な野菜を食べさせたいと、篤志家の方々から採り立ての野菜を、また企業やお店から野菜や食材を毎回多く寄附していただいています。今では、きゅうり、人参、玉ねぎ、茄子、ジャガイモ、葉物野菜、果物、ジャムやドレッシングなど、1家庭3~4袋位ずつ、両手で抱えきれないほどの量を配布するまでになりました。
あるスタッフが、寄附してくださる皆さんの温かい気持ちを、ぜひ子ども達に伝えたいと、メッセージを書いて配布袋に入れる試みをしました。そうしたところ、お母さんたちから「涙がでるほど嬉しかった」とか「心が温まり、感動した」、「明日から頑張ろうと思った」と言った言葉が多く寄せられました。その反響にこちらもびっくり。むしろ私たちの方が勇気付けられた気持ちでした。そして、親子さんたちの気持ちを、野菜や食材を寄附してくださる個人や企業の方々にフィードバックしたところ、本当に喜んでくださるのですね!と、実感の籠った返答をいただきました。その後も絶えることなく月2回、多くの野菜や食材を寄附してくださいます。
そこでスタッフ皆で相談し、出来る範囲でメッセージを書き配布袋に入れることにしました。専任で書いてくれるスタッフが、メッセージに絵を添えて、絵手紙にしてくれました。一枚一枚全て手書きです。同じ絵や文章でも、手書きですから微妙に変わっていき、味が出てきます。手書きの温もりがしっかり伝わる絵手紙です。
子どもたちの笑顔が見たいと野菜や食材を寄附してくださる方、その気持ちを繋ぐほっとキッチンのスタッフたち、そしてそれをしっかり受け止めて感想を寄せてくれる親子さんたち。実際に顔を合わせる機会はあまり多くはないけれど、心がしっかり繋がっていることが実感できました。
誰かと繋がっていると感じられることは、力になり糧になります。自分を律する鍵にもなります。
細い糸かも知れませんが、繋がることは日々の生活の中で欠かせないものでもあります。ほんのちょっと誰かを思いやる気持ちが、人を支えることにも繋がります。そしてそれを感じ取るまっさらな感性が必要でもあります。ただ野菜や食材を配布するだけではない、心と心の繋がり。そして受けた恩を次の世代につなげて行く、時代を通り越した人と人との営みだと感じています。そしてこれこそが、私たち「ほっとキッチン」の真髄だと自負しています。
「恩送り」と「恩つながり」皆さんはどう感じ取られましたか?
7月9日 配布した絵手紙
6月28日 配布した絵手紙
6月11日 配布した絵手紙
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長野市で中高生・若者(10代)を対象としたこども食堂を運営しています。
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