まいぷれ長野の少し役立つコラム

配布終了後スタッフと共に
11月13日(土)、ほっとキッチンでは第3回目となる大学生への食料配布をJAビル広場で行いました。本年5月、6月に続き3回目となります(→コロナ禍で苦しんでいる大学生に食料配布しました!)。
今回も立正佼成会長野中央教会青年部さまからお声がけいただき、また立花産業さまの協賛も得て、3キロの新米と袋いっぱいの食材を用意していただきました。市内にある3大学の学生支援の担当者に連絡を取り、おおよそ200人に配布することができました。
当日は晴天に恵まれ、暖かな日差しと穏やかな風が心地よく包みこんでくれました。学生たちは徒歩だったり、公共交通機関を利用したり、自転車を一生懸命漕いで集まってきてくれました。
昨秋から今春にかけマスコミなどで、アルバイトが激減し学生が困窮を強いられているため様々な支援が行なわれた、と何度か報道がされていました。
9月以降コロナの感染者が減少し、また特に長野県では飲食店での時短営業の制限がなくアルバイトも出来るようになったためか、学生の生活がひっ迫しているという報道は有りませんでした。なので、徐々に生活が元に戻りつつあるのかなぁと漠然と思っていました。
今回、5カ月ぶりに学生への食料支援を行なったところ、実に多くの申し込みがありました。そして次のような一文が添えられていました。ほんの一部ですが紹介します。
「生活に困窮し悩んでいました。このような取り組みは本当に助かります。」
「アルバイトの回数が以前よりは増えましたが、まだ厳しい状態が続いています。このような事業を展開していただけてとても助かります。」
「本当に助かります。」
“有難うございます”という言葉より“大変助かります”の言葉に学生の置かれている状況がまだまだ厳しいと改めて実感しました。
現在、政府で一人暮らしの学生への10万円給付の施策が協議されています。先日ニュースで東京の大学で、学生に配布する食材・文具・生理用品を用意したところ、学生1,000人以上が長い行列を作り、無事受け取ることができたと報道していました。
日本の将来を担う若者にひもじい思いをさせない取り組みを、社会全体で継続していく必要があることを改めて実感しました。
前回の食料支援の際に、食料袋に日赤の献血の案内を同封しました。その後学生の献血が増えたそうです。食料を手にした学生が、何か自分で出来ることを……と考えて献血に行ったのかは定かではありませんが、少しでも気持ちの芽生えがあったなら、善意の繋がりを持てたのではないでしょうか。
前回でも少し触れましたが、食料を手にした学生が「世の中にいい人って本当にいるんですね」の言葉が彼らの心にずっと根ついてくれたなら、「無償の善意の繋がり」が広がっていくような気がします。
今回も立正佼成会長野中央教会青年部からユニセフ募金の提案があり、当日募金箱を設置したところ、食料袋を受取った学生が募金を進んでしてくれました。これでまた一つ善意の繋がりが出来たと思います。

配布風景。2カ所に分かれて渡しました
最後に、スタッフが「一生懸命勉強してね!私たちの老後よろしくね!!」と声かけをすると、思わず学生から笑みがこぼれました。食料配布は決して施しではありません。配る側と貰う側、いつその立場が逆転するか分かりません。
その時は「お互い様」の気持ちで無償の善意の繋がりを続けてもらいたいと思っています。どんな困難に遭遇しようと、必ず手を差し伸べてくれる人たちがいることを忘れずに、明るい未来が若者たちに訪れることを願って止みません。そして彼らが社会人になり、その時困っている学生がいたら迷わず手を差し伸べる人になってもらえたらと願っています。
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