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こども食堂のおばちゃんのコラム

小・中学生の不登校数 ~令和6年度 調査報告書~

 今後の長野市子ども行政について考えてみました

画像:PIXTA(ピクスタ)

令和7年10月末に文科省から、令和6年度の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要が発表されました。今回はその中で、小・中・高校長期欠席(不登校)について考えてみたいと思います。

 

小・中学校の長期欠席者数は506,970人(前年比13,530人増)。高校生は103,608人(前年比1,206人減)。

 

不登校児童生徒は、小学校137,704人(前年比7,334人増)。中学校216,266人(前年比154人増)。このうち新規不登校児童生徒は、小学校70,419人(前年比4,028人減)。中学校83,409人(前年比7,444人減)となり、新規の不登校数は小・中ともに減少傾向となりました。

 

また不登校継続率は小学校71.7%(前年75.2%)、中学校77.1%(前年80.7%)と減少しているものの、依然高水準です。

 

把握できた理由について、

①学校生活に対してやる気が出ない。小中とも約30%

②生活リズムの変調、小学校26.2%/中学校24.3%

③不安・抑うつ 小学校24.1%/中学校24.4%

 

と高い割合を占めています。また不登校の子ども達の中で、学校内外で専門的な相談・支援を受けていない児童生徒は38.4%いました。ただし、このうち89%の子ども達が担任等から週1回程度の継続的な相談・指導を受けていました。

 

不登校生徒全体でみると95.8%の児童生徒が何らかの相談・指導を受けていたことになります。裏を返せば15,000人弱の子ども達が全く支援を受けていないと言えます。全体の4%ではありますが、これは決して少ない数字とは言えません。ただし、95.8%の子ども達が何らかの支援を受けたとしても、その子たちの何割が登校できた、またはフリースクール等に行けるようになった、という具体的な成果の数字は出ていません。

 

長野県を見ると、不登校の児童生徒は1,000人当たり48.6人で全国3番目に多い人数です。全国平均38.6人ですから、約10人多くなっています。全国1番は沖縄県49.5人、2番島根県48.8人で1番の沖縄県と長野県では0.9人の差しかありません。また、一番少ないのが福井県で28.9人。長野県と約20人の差があります。残念ながら詳細については明記されておらず、福井県はなぜ少ないのか、長野県はなぜ多いのか、理由は定かではありません。

 

2023年、こども家庭庁が発足し、「こどもまんなか社会」を謳っています。発足してから約3年。こども家庭庁が「こどもまんなか」宣言をし、様々な施策が講じられているように見受けられますが、実感として変わってきたとは思えないのが現状です。果たして今後不登校児童生徒は減少傾向になっていくのでしょうか?

 

長野市では、「教育支援センター ササランド(令和6年開設)」や「みらいハッ!ケン プロジェクト」、ひとり親家庭への学習支援等が実施されています。また来年度予算案として子育て・子ども若者向け施策に325億円を充てると発表されました(朝日新聞2026年2月18日)。

 

内容について、一部抜粋してみました。

①市立小学校給食費無償化と、市立中学校給食費の一部負担(12億9千万円)

②2025年施行された「子どもオンブズパーソン相談室開設(3,500万円)」

※令和7年3月、このコラム欄で、『国連「子どもの権利条約」知っていますか? その2』と題して子どもオンブズパーソンについて意見を述べました

③保育料第2子以降無償化(3億1,600万円)

④子ども・若者の居場所作り(2,300万円)

 

これらの予算案は2月26日、長野市議会に提出されます。どのように審議されどんな予算成立になるのか、本当に子ども達のために審議が尽くされるのか、注目していきたいと思います。

 

特に④の子ども・若者の居場所作りについて、当ほっとキッチンは8年前に開設。全員ボランティアで運営し、細々ながら継続してきました。1期生は、今では立派な若者に成長。働きながら、ほっとキッチンを手伝い、今では貴重な戦力となっています。

 

また第1希望の高校や大学に進学した生徒たちもいます。小さな実績の積み重ねですが、子どもや保護者の方々から掛け値無しに心から感謝され、折に触れ現在の様子を知らせてくださる方も複数いらっしゃいます。ただ、ほっとキッチンに参加していた児童・生徒について、連携はおろか行政からは一切何のアプローチもありませんでした。むしろ会場となっている公民館使用について規制が強化され、活動が一部中止となってしまいました。保護者からは、なぜ市は私たちの足を引っ張るような事をするのでしょうか?と悲しいメッセージも届きました。以前問題となった青木島遊園地の廃止問題と同様、本当に「こどもまんなか社会」実現を模索しているのでしょうか?

 

市がどこまで本気で取り組むのか、外部にアピールすることが第1目的の見せかけだけの施策にならないか、私たちは注視していく必要があると考えています。不登校の子ども達をこれ以上増やさないためにも。大人が本気で取り組めば、子ども達は変わります。それは8年間子ども達を見つめ寄り添って来た私たちの経験と実感です。

 

まず不登校児童生徒数が全国平均を下回ること、次に不登校生徒数が全国で一番少ない県になる事を目標にほっとキッチンも更なる努力を積み重ねて行きたいと考えています。そして、市は建前だけでなく、実際に子ども達の居場所を開設しているすべての団体を巻き込んで、ともにこの問題に取り組んでもらいたいと期待しています。

ゆったりとした時間の中で、同年代の幼・小・中高生・若者たちと友達になってみたいなぁ~、気さくに語りかけてくれる大人に出会ってみたいなぁ、話す事は苦手だけど同じ空間で黙ったままだけど誰かが傍にいることを感じたいなあと思ったら「中高生・若者ほっとキッチン・無料学習塾」に来てください。個性たっぷりの面白い人達に出会えるかも。そして皆で大口開けて楽しく笑いましょう!

 

ここに集う中高生・若者は皆一生懸命です。そして家族でもない、先生でもない、普通に近所にいるおばちゃん達やお兄さん・お姉さん達がいます。他人だからこそ話せることがあります。そして無条件で包んでくれる優しさと温かさがあります。

 

ちょっと興味あるな~と思ったら、是非覗いてみてください。時間は10時~13時まで。会場は中部公民館第5地区分館(北石堂JAビル南)です。もちろん参加費は無料です。いずれも10時から、出入り自由です。

 

★今後の予定

こちらで随時更新中です。

 

申し込み先:michan@rondo.ocn.ne.jp

連絡待っています!

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