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まいぷれ長野の少し役立つコラム

こども食堂のおばちゃんのコラム

津軽三味線 ソロコンサート開催!

5月8日、中高生・若者ほっとキッチン・無料学習塾では、中高生とベトナムの若者が集いました。通常、中高生には教科を、ベトナムの若者には日本語を教えています。最近は中高生とベトナム人の交流の時間を設け、互いの文化を紹介し合うといった取り組みも始まりました。

 

今回いつも参加している高校生が三味線を習っているので、是非日越交流の一環として演奏して欲しいとお願いしたところ、快く引きうけてくれました。当日は三味線の演奏を聞きたいとベトナムの若者7名が参集。中高生・ボランティアも含めて約30名が演奏に聞き入りました。

 

ここで、ちょっと三味線の豆知識をお伝えします。三味線の歴史を紐解くと、元は中東で生まれたと言われ、その後インド~中国に渡り、その土地にあった変容を遂げ中国では三絃(サンシエン)となりました。その後中国と琉球王国の貿易により中国から三絃がもたらされ、それが琉球で三線(サンシン)として普及することになりました。16世紀末、琉球貿易により堺に三線が持ち込まれ、それが江戸時代に三味線となり広く普及。読んで字のごとし、3本の糸からなる弦楽器です。こうして三味線は日本各地に行き渡り、土着の芸能と融合、様々な発展をとげます。特に津軽地方では津軽三味線として広く知れ渡るようになりました。庶民のための楽器であり芸能です。

 

今回、習い始めてまだ2年と言う、高校生あいさんが三味線を披露してくれました。曲目は以下の4曲です。

北海道民謡の「道南口説き」

~江戸から明治にかけて北海道はニシン漁で賑わい、越後から北海道に渡ってきた「瞽女」(ゴゼ)と呼ばれた目の不自由な旅芸人たちに歌い継がれた口説き節~ どこか哀愁の漂う曲です。

 

青森県民謡「津軽じょんがら節」

高橋竹山が有名でとてもテンポの速い曲です。一地方の芸であった津軽三味線を全国に広めたことで、その名が知られています。

 

「りんご節」

 

「あいや節」

 

ちなみに、この4曲は津軽三味線の名手たちが、YouTubeで演奏を公開しています。興味のある方は検索してください。(→ YouTube 「津軽じょんがら節」

弾き手のあいさんの練習方法は、師匠が弾いた曲を録音。その録音を聞きながら音を拾い曲に仕上げる方法だそうです。

演奏中のあいさん

皆が演奏に聞き入りました

三味線を直に聞く機会はあまり無いので、ワクワクしながら聞き入りました。1挺だけの三味線ですが、音の大きさと響きにびっくり。そしてその力強さに圧倒されました。本物の音は迫力満点です。

 

演奏を聞いた皆さんの感想です。

「テレビで見るのとは大きく違って、すごいな~という気持ちでいっぱいです。指で弦を押さえるところ、大きな目印があるわけでもないのに、どの弦をどのリズムで弾けばいいか瞬時に判断する。すごいの一言に尽きます」

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「若い人が弾く三味線は感動ものでした。それ以上に、いつもシャイなあいさんとは違う力強さを感じました。皆の大きな拍手は同じことを感じた証だと思います。彼女の自信に繋がったのではないでしょうか」

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「若い人は自分が夢中になれるものを見つけると、こんなにも輝いて才能を発揮するのだなぁと感動しました。こういう瞬間に立ち会えたことを嬉しく思いました」

また、ベトナム人が別の視点で感想を述べてくれました。

「高校生で日本の伝統的な楽器に興味を持って毎日練習していることは偉いと思いました。日本の文化や教育が守られていることが良く分かりました。心からの感動、ありがとうございました。」

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「日本の文化の勉強が出来てとても良かったです」

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「若いのに落ち着いて三味線を弾く姿に感動しました。またインターネットやテレビで日本の音楽を聴いたことはあるけど、初めて直接聞くことが出来ました。もっと三味線を聞きたいので、是非もう一度ソロコンサートやって下さい」

ほんのちょっとした思い付きで始めたコンサートでしたが、皆さん一様に感動したと語ってくださいました。絶賛の声が飛び交い、企画して本当に良かったと心底思いました。演奏者のあいさんは、将来日本語の先生になるのが夢だそうです。そのために日本の庶民芸能である三味線を習い始めたと語ってくれました。

 

ほっとキッチンでは、昨年台風被害地区のボランティアさんのために3回延べ500人に炊き出しを行いました。手伝ってくれた中高生やベトナム人たちが、被災した方たちの役に立てた、ありがとうと言ってもらってとても嬉しかった、と口々に感想を述べてくれました。

 

そして今回ミニコンサートです。コロナ・コロナで毎日が不安な中、会場が一体となり、皆の心にほんわかした感動が芽生えてきました。こんな時期だからこそ、見えない何かで心を温め、皆で分かち合えるひと時がどれだけ染み渡るか実感できた一瞬でした。

 

中高校生は思春期真っただ中で、将来への不安、自己肯定感の低さでどうしても俯き加減になりがちです。でもこうした機会を通して、少しでも自分らしさに誇りを持てるようになれば、中高生・若者の居場所としての本領発揮です。そしてこれからも中高生・若者・ベトナム人そしてスタッフ全員でこうした取り組みを続けて行きたいと考えています。

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