赤沼真知子先生のベトナム料理教室
～食を通してベトナム人と交流イベント～

輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチンでは、昨年から長野県ベトナム交流協会と連携し、ベトナム人技能実習生の参加を呼び掛け、中高生・若者と食を通した交流に力を注いできました。今では，みんなあっという間に打ち解け、ときには笑い声も出るほどの和やかな教室となっています。文化の違いを認めながら互いに理解しあうという大切な場となっています。

7月28日、長野市中部勤労青少年ホームにて、交流協会のすばらしなの事業の一環として、料理研究家の赤沼真知子先生のベトナム料理教室第1回目が開かれました。先生はその道のスペシャリストです。今回、協力関係にあるほっとキッチンでは、中高生・若者に参加を呼びかけたところ８名が参加してくれました。

参加者の内訳はベトナム技能実習生10人、こども8人、大人23人計41人でした。作ったメニューは揚げ春巻き(チャージョー)、ベトナムなます、チェーバップ(トウモロコシのチェ―）です。参加した中学生は「とくに、あげ春巻きはきくらげのコリコリとした歯ごたえと、たまに当たるエビのプリプリ感が絶妙の味を醸しだしていた」と話していました。とても和やかな1日となりました。

技能実習生の若者たちと一緒に、本格ベトナム料理を作るという体験はそうそうできることではありません。ベトナム人の中には日本語がまだ苦手な人、達者な人とさまざまでした。身振り手振りで互いに一生懸命意思疎通を図るといった涙ぐましい努力が実を結び、楽しい草の根交流ができました。

食事終了後は、1時間ほどベトナムの若者たちのために日本語教室が開かれました。それを見ていた日本の参加者から、ぜひベトナム語を教えてもらいたいという声が上がり，急遽ベトナム語講座が開かれました。2班に分かれ、予期せぬ学習会となったわけです。1時間足らずでベトナム語の自己紹介ができるまでになったことは本当に驚きです。皆さんの並々ならぬ関心の高さを感じました。

互いを理解するということは、こんな事からかもしれません。次回ベトナム料理教室は8月31日(土)。日本の参加者のうち、帰りがけに次回の参加を予約した方が12名にものぼり、本当にうれしい出来事でした。

これからも、月2回のほっとキッチンと月1回のベトナム料理教室(来年3月まで計5回計画)でベトナムの皆さんと食を通した交流を続けていく計画です。こうした交流に関心のある方は、ぜひお越しください。とくに、赤沼先生の料理教室では毎回メニューが変わり、さまざまな本格ベトナム料理が堪能できるので舌鼓を打つことまちがいなしです。

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