輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチン
【福島お魚プロジェクト】実施しました！

６月２２日　第19回　輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチンでは「福島お魚プロジェクト」を開催しました。

８年前の東日本大震災で福島は大打撃を受けたことは皆さん記憶に新しいと思います。福島の漁業は原発事故で、一時全面自粛を余儀なくされました。8年たった今でも風評被害が払しょくされていません。

そこで、東京のある会社の社長さんから、資金援助をするのでこども食堂で福島のお魚を購入し風評被害に一石を投じてほしいと申し出がありました。輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチンでは、そのお仲間に入れていただき、福島のお魚加工業者から、タラのフライ、メヒカリ・あんこう・タコの唐揚げの加工品を（冷凍）購入し、6月22日「福島お魚プロジェクト」と題して、30数名の参加者で食卓を囲みました。

長野県は海なし県で、多種多様なお魚はなかなか食卓に上りません。どうしても魚種は限られてしまう傾向があります。またこども食堂では肉類はメニューに頻繁に登場しますが、魚類はなかなかそういうわけにはいきません。

加工業者さんに、お勧めは？と伺ったところ、「あんこうの唐揚げが絶品！」と言われ、メニューに盛り込みました。あんこうと聞くとちょっと高級感があり、日々の食卓にはなかなか上りませんが、確かにとても美味でした。しかも、あんこうだけでなくタラのフライやメヒカリの唐揚げもおいしく、あちこちから「美味しい！！」の声が飛び交いました。

風評とは恐ろしいもので、何も知らないのに、福島のお魚＝放射能汚染 みたいな図式が思い浮かんでしまいます。今回「福島お魚プロジェクト」を開催するにあたり、福島県のHPで現在の状況について調べてみました。子どもたちにも安全について説明をしました。以下ご参照ください。

「一部の魚種を対象とした試験操業を除き全て自粛しています。現在市場に流通している福島県産と表示されている水産物は福島県の環境モニタリング検査で安全が確認されている試験操業対象魚種または福島県から遠く離れた海域で漁獲され福島県に水揚げされた後、放射性物質の検査を受けた魚ですので、安心してお召し上がりいただけます」（福島県漁業協同組合連合会HPより）

試験操業魚種に関しては、頻繁に放射能検査を行いHPで公表しています。

今回、福島のお魚を皆で食べたことで、美味しくてしかも安全ということが身をもって知ることが出来ました。「百聞は一見に如かず」と言いますが、一見とは一経験と読み替え、自分の肌で感じることの大切さを学べたのではないでしょうか？

今後も「輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチン」では、こうした様々な社会問題にも向き合い、子ども・若者に様々な体験を通し、自分で考える力をつけていくお手伝いが出来たらと思っています。

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長野市で中高生・若者（10代）を対象としたこども食堂を運営しています。

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