「僕もおもちゃ使いたいな…」子どもたちの心温まる一場面

2021年がスタートしてあっという間に半月が経ちます。今年もコロナに負けず、笑顔あふれる素敵な年になるといいですね！今回は、保育園の２歳児クラスのお友だちのほっこりするエピソードをご紹介します(^-^)。

言葉をたくさん覚えて、「あのね！」と楽しかった事などを嬉しそうに教えてくれるようになってきた子どもたち。最近ではお友だち同士でのやりとりを楽しむようになってきました。

お友だちが使っているおもちゃで遊びたくなったAくん。一体どうするのかな？と思ってそっと見守っていると…。保育者の近くにそっと来て、おもちゃを指差し「僕も使いたいの。」とポツリ。「じゃあ一緒に『貸して！』って言ってみよう！」と提案すると保育者の手を取り、お友だちの近くに行きました。

そして、「貸して。」と小さく言いました。いつもの元気な感じとは違い、小さく優しい声で一生懸命にお願いしていました！しかし、相手の子は夢中になっていたからか、返事がありませんでした。Aくんはシクシクと泣き出してしまいました。

するとそれを見ていた周りのお友だちが動き出しました！Bちゃんは「ねえ、貸してって言ってるよ！」と声をかけ、Cちゃんは代わりのオモチャを探し、Aくんの所へ持ってきてくれました。さらに、Dくんはティッシュペーパーを取りに行き、Aくんに渡してくれました！その後、Aくんは少し戸惑いながらもニコニコ笑顔になり遊び始めました。

自分の気持ちを言葉で言えるようになったAくん。そんなAくんの姿や気持ちに気付き「なんとかしてあげたいな！」とあの手この手で声をかけてくれた周りのお友だち。そんな姿に私も温かい気持ちになりました。

子どもたちは日々、いろいろな事を吸収し大きくなっています。私たち大人もそんな子どもたちの姿からたくさんの事を教えてもらっています。

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