まいぷれ長野の少し役立つコラム
画像:いちごいちえ/イラストAC
早いもので2020年も過ぎ去ってしまいましたね。去年は新型コロナウイルスの脅威にさらされた一年でした。当たり前に過ごしていた日々がいかに尊いものか身に染みて感じさせられました。新型コロナウイルスの収束にはまだまだ時間がかかりそうですが、今の生活に悲観ばかりせず、今だからこそできることを最大限行い過ごしていけたらと思っています。
さて今回は、最近相談を受けることが多い「上の子の育児」についてお話したいと思います。
2人目を出産し、上の子に対してイライラしてしまう・・・そんな声がよく聞かれます。私も2児(息子と娘)の母親で、下に娘が生まれてからはそんな思いを日々感じていました。当時はイヤイヤ期真っ盛りな息子。言葉を覚え反抗するしわがままも言う。「もういいかげんにして」と息子に声を上げてしまうこともあります。そして感情的になってはいけないと反省・・・・でもまた爆発!そんな繰り返しでした。
1人目の育児を経験して、2人目は自分の気持ちに余裕ができたのか楽しくも感じられてきます。何より下の子は小さくて反抗もせずただただ可愛い存在です。だからこそ息子に対してばかりイライラを募らせてしまい、罪悪感を持ってしまうことも。上の子の育児は初めての経験ばかりだったので不安が多く、神経質になっていたことも大きな要因でした。
振り返って考えると、力が入りすぎていたのかもしれません。母親としてこうあるべきだと完璧を求めすぎていたのもあるかと思います。
現在、息子は小学生になりましたが、まだまだ育児に日々奮闘しています。最近、息子によく言われるのが「なんでぼくだけ怒るの?」です。「そんなことないよ」と答えつつ考えてみると、「そうかも・・・?」という思いが浮かびます。息子と比べ娘は要領が良いのもあって(そして甘え上手)、普段あまり怒られません(本当は「怒る」のではなく、「叱る」ことができたらいいのですが・・・)。
しかし、息子の話をよく聞かずに私の思いをぶつけてしまうこともありましたし、息子がいけないことをしたわけでもないのに、私がイライラしていて八つ当たりになってしまったことも!!もっと息子の声に耳を傾けようと反省しました。
育児の相談を受けていると、みなさん、本当によくお子さんと向き合われています。その温かい思いや愛情はきっとお子さんにも伝わっているはずです。
下の子が生まれて、上の子が赤ちゃん返りしたり、反抗的になったりするのは、それだけママのことが大好きということ。でも反抗されたりしたらママだってつらいですよね。そんな時は1人で抱え込まないでください。誰かに思いを吐き出すだけでも違います。ご家族に頼ったり、もし近くに頼れる人がいなければ、自治体や民間の相談窓口やサポート、サービスを利用していただくと良いと思います(もちろんMom's-sunも!)。
そして、お子さんは完璧なママを求めているのではありません。「みなさんらしく」で良いと思います。自分らしく居る方が生き生きするし、肩の力も抜けるのではないでしょうか?育児の方法だって子どもの数だけあると思います。何かの型にあてはめる必要はありません。それにやってみてうまくいくこともあればうまくいかないこともあります。いろいろと経験して子どもも一緒に成長していければ良いと私は思っています。
いつも言い合いになってしまう息子ですが、「中学生になってもママと一緒に寝るよ」と言ってくれます。本当に愛おしく思います。でも、もう少し大きくなったら、そんな風に言ってくれなくなるのかな・・・。今しかできない息子との関わりも大切にしていきたいと思います。
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