まいぷれ長野の少し役立つコラム
Nゲージは、実物の150分の1(160分の1※注1)の縮尺で可能な限り忠実に再現された車輌が、線路幅9mmのレールの上を走るという、鉄道模型の規格のうちの1つです。
150分の1ということは、身長150cmの人を1cmで表現する世界です。
ずいぶん小さいのですが、このサイズゆえに、そこそこのスペースがあれば列車の運転を楽しめます。
例えば、もしタタミ1畳分の広さを使えるとしたら、4~6輌編成の列車を4本くらい、引き込み線や駅などに止めながら、交互に走らせることができる…といった感じです♪
Nゲージは、車体の内部に組み込まれたモーターで走ります。
モーターを回転させるための電気はレールに流れていて、車輪を介してモーターに通じます。
そして、その電気は、家庭用コンセントからコントローラー(フィーダー※注2)を経て、レールに送られます。
というわけで、Nゲージを走らせるためには、
◆車輌(モーター付き)
◆レール
◆コントローラー(フィーダー)
の3つが最低限必要です。
「どうやら、おもちゃとは違うもののようですね…」
「ええ、そうなんです…」
なお、コントローラーは、家庭用コンセントからの電気をNゲージ用に変換するはたらきと、車輌の速度を調節したり、前進・後進を切り替えるはたらきをするものです(詳しい解説は、先輩諸兄に譲ります…)。
主要な鉄道模型メーカーからは、これら必要なものがすべて入っている「入門セット」が販売されていますので、これからNゲージを始める人は、この入門セットからスタートすることをおすすめします。使い方や遊び方を詳しく解説した冊子も付いていると思います。詳細は下記メーカーのホームページを見てみてください。
そして、これからNゲージを始めようと考えている人には、ぜひ、上記メーカー発行のカタログを手にとってほしいと思います。1冊はけっこうなボリュームです。車輌やレールだけでなく、鉄道模型に関連する製品がぎっしり詰まっています。
「ワァ~♪ しなてつまであるんですね!」
「この『しなの』は、実物と同じようにカーブで車体を傾けるんですね!」
「この踏切は電車が近づくとほんとにカンカン鳴るんですね!」
「ええ、そうなんです!」
ページをめくっていくと、Nゲージの世界がどんなふうになっているかが、よーくわかると思います。
そして、鉄道というシステム全体を150分の1にスケールダウンしているんだということに気づくと思います。
ぜひ、カタログを眺めながら、わくわくしてください!
僕とNゲージとの出会いもカタログでした。幼稚園に入った頃に父が買ってきてくれたTomixのものです。
いつかこの機関車がほしいな、僕もこんなふうにレールをたくさん敷いて走らせたいな…と、何度も何度も読み返していました…。
今でも大切にとってありますよ♪
さて次回は、「レイアウトってなに?」ということについてお話ししたいと思います。
デハ!
※注1 日本では、新幹線の車輌を160分の1で、その他の在来線の車輌を150分の1で模型化しています。
※注2 コントローラーからの電気をレールに送る電線(コード)のこと。
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