世界はひとつ。みんな「こどもの国」の住民でした！

平成31年、年が明けた1月6日、26日に「輪っと集まれ！中高生・若者ほっとキッチン」を開催しました。平成最後の1月のほっとキッチンです。

1月6日は、ベトナムからやってきた母子を含めた4名が参加。母子（小学校3年生・男の子）はまだ日本に来て2ヶ月で、ちょっとぎこちなさが見えました。言葉もまだ覚束なさそう。それでもずっと笑顔が絶えませんでした。なんとなく仲良くなれそうな予感がしました。

26日はスタッフが迎えに行き、母親が都合で参加できないので男の子が一人で参加。

途中心配して仲間のベトナムの方が様子を見に来てくれました。大人の心配など何処吹く風。1人でも全く気にしていない様子。エプロン付けて早速皆と一緒に調理に励んでくれました。ただ、包丁を持つ手がぎこちなく、見ていてヒヤヒヤドキドキ。おばちゃんがそばであれこれ世話を焼き、何とかリンゴの皮をむき、美味しいデザートになりました。今回は日本語の会話が出来るようになっていました。こどもの潜在能力はすごい！！学校では11人の友人ができたと楽しそうに話をしてくれました。

食後は机を片付け、日本のこどもとベトナムからやってきたこども、一緒に大騒ぎで部屋の中を走り回っていました。因みに、中高生・若者ほっとキッチンですが、小学生もきています。勉強したい子は隣で先生と一緒に学習タイム。

外は深々と雪が降っているというのに、中はこどもたちの熱気でムンムン。当法人の理事長が楽しそうにこどもたちの様子を見ていたら、そばにやってきて、背中を押し倒し、キャッキャッと喜び、起き上がるとまた倒し、髪はぐちゃぐちゃ、肩をポンポン叩くわ、で理事長も苦笑い。「おーい、勘弁してくれ～」と叫んでも聞く耳なし。

「このおじちゃん、偉い人だからいじめちゃダメ！」と注意したのですが、こどもたちには偉いとか偉くないとかは全く関係なし。楽しくて仕方ない様子に、それ以上注意はできず、理事長もいつの間にかこどもたちの遊び道具と化していました。正直言うと、私もお腹を抱えて大笑いしてしまいました。笑い皺が増えたかも。こどもパワー恐るべしです。

こどもたちには、国境なんてありません。みな「こどもの国」の住人です。そして有り余るパワーで、全力でぶつかってこられると、おじちゃん・おばちゃんはタジタジ。そのパワーを分けてもらって、ちょっと若返ったかも。次回までにこどもたちに負けない体力をつけておかないと対抗できないぞ！！と心密かに誓った一日でした。

最後に一言。理事長！ご苦労さん！！　また次回もよろしく！！　こどもパワーになんか負けないぞ！！

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

長野市で中高生・若者（10代）を対象としたこども食堂を運営しています。

こども食堂への疑問・質問を受け付けていますのでお気軽にどうぞ♪

こども食堂への質問はこちらから♪

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

【こども食堂のおばちゃんのコラム】一覧へ