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まいぷれ長野の少し役立つコラム

こども食堂のおばちゃんのコラム

母の日に寄せて

5月14日は母の日でした。ほっとキッチンは前日の13日に開催。スタッフがこの日のためにフェルトで作った、赤とピンクのカーネーション30本を持ってきてくれました。子どもたちからお母さんへ感謝の気持ちを伝えるために。子ども一人一人に「お母さんにありがとう!と感謝の気持ちを込めて渡してね!」と1本ずつ渡しました。親子で参加してくれた子どもたちが、早速お母さんに感謝の気持ち伝えながら手渡ししました。お母さんは突然の出来事にびっくり。そしてにっこり。良い親子の触れ合いの機会になりました。

 

ちなみに、ベトナムの子どもたち3人が参加していたので、同様にカーネーションを渡したのですが、あまりピンと来ない様子。後で聞いたら、ベトナムでは特に「母の日」は設けていないそうで、「女性の日」として花を贈るようです。それも、子どもからではなく、男性から感謝を込めて贈るとのことでした。

中学生の娘さんから恥ずかしそうにカーネーションを受取るお母さん(中部公民館第5地区分館にて)

当日、参加出来なかった親子には、食材と共にフェルトの赤いカーネーションを届けました。お母さんたちから、まさかカーネーションが届くとは思っていなかったらしく、ほっとキッチンのスタッフにお礼と喜びの声が届きました。ちょっとした心配りが、日頃の疲れも吹っ飛んだようでした。

 

ところで、皆さん母の日の起源を知っていますか?  

17世紀ごろキリスト教歴のレント(復活祭の4週間前から前日まで)に、奉公中の子どもが教会で母に会える時期が母の日の起源と言われています。

 

日本の母の日はアメリカの影響を受けています。アメリカでは、アン・ジャービスという女性が、南北戦争当時、敵味方関係なく負傷兵のために地域の女性を結束させ活動しました。娘であるアンナ・ジャービスが母を誇りに思い、母の死後1907年5月12日、母が日曜学校で教師をしていた教会で記念会を開き白いカーネーションを贈りました。この記念会が起源と言われています。それが日本にも伝えられ、1931年(昭和6年)に母の日が制定されました。現在の5月第2日曜日になったのは1949年頃(昭和24年)だそうです。亡くなったお母さんには白いカーネーションを、元気でいるお母さんには赤いカーネーションを贈ります。カーネーションの花言葉は母への愛、真実の愛、純粋な愛です。

 

時期は違いますが、世界的にみても、母の日が制定され母への感謝を伝える習慣があります。贈る花は、日本やアメリカのようにカーネーションだったり、アイルランドやイギリスではラッパずいせん、オーストラリアでは菊、デンマークではバラだったりと様々のようです。

デンマーク・コペンハーゲン 母の日を祝う(令和5年5月14日撮影)

なお、5月5日のこどもの日は、国民の祝日に関する法律第2条によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」が趣旨となっています。子どもの成長を願うと同時に、常に母への感謝を忘れずにいましょうという事です。母親の立場としては、≪私達への感謝忘れないでね!!≫が本音ですが。

 

スタッフが、今回のように手作りのカーネーションを用意。誰に頼まれた訳ではなく、自発的に用意してくれました。お母さんと子どもの喜ぶ顔が見たい、と言う純粋な思いからです。そこにほっとキッチンの真髄がある、皆さんに知ってもらいたいという想いでいっぱいです。そしてこれからも日本の伝統文化を継承していけるように、折に触れ子どもたちにその意味を伝えて行くことを方針の一つに掲げていきます。応援よろしくお願いいたします!

 

(参考:ウィキペディア)

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