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こども食堂のおばちゃんのコラム

サンタクロースって本当にいるんでしょうか?

画像:mybears/写真AC

12月に入り、クリスマスがもうすぐやってきます。そして毎年必ず話題に上るのは「サンタクロースは本当にいるのでしょうか?」という問いです。

 

実は1897年、今から120年以上前、この質問をした子がいました。当時8歳のヴァージニア・オハンロンという女の子です。

 

学校で「サンタクロースはいる、いない」で友達と口論になりました。家に帰ってお父さんに尋ねたところ、「サン新聞に聞いてごらん」と勧められ、彼女は「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問をザ・サンに送りました。

 

当時記者だったフランシス・P・チャーチは、これに返答する形で社説を書き、1897年9月21日の新聞に掲載されました。

 

その中に「Yes, Virginia, there is a Santa Claus(そうです、ヴァージニア。サンタクロースはいるのです)」という一節を書き、世界中にその話が広まり、今も色褪せることなく語り継がれています。

 

今回はその話をお伝えします。筆者の最も好きな文章の一つです。

きしゃさま  あたしは八つです。あたしの友だちに「サンタクロースなんていないんだ」って言ってる子がいます。パパにきいてみたら「サン新聞に問い合わせてごらん。新聞社でサンタクロースがいると言うなら、そりゃ確かにいるんだろうよ」と言いました。ですからお願いです。教えてください。サンタクロースって本当にはいるんでしょうか? 

ヴァージニア・オハンロン

《ザ・サン新聞 フランシス・P・チャーチの返答》

ヴァージニア、お答えします。サンタクロースなんていないんだという、あなたの友だちは間違っています。

 

きっと、その子の心には、今はやりの、何でも疑ってかかる、疑り屋根性というものが、沁み込んでいるのでしょう。疑り屋は、目に見えるものしか信じません。疑り屋は、心の狭い人たちです。心が狭いために、良くわからなことがたくさんあるのです。

 

それなのに、自分のわからないことは、みんな嘘だと決めているのです。けれども人間の頭で考えられることなんて、大人の場合でも子どもの場合でも、もともとたいそう限られているものなんですよ。

 

私たちの住んでいる、この限りなく広い宇宙では、人間の知恵は一匹の虫のように、そう、それこそ蟻のように小さいのです。その広く、また深い世界を推しはかるには、世の中のことを全て理解し、全てを知ることの出来るような、大きな深い知恵が必要なのです。

 

そうです。ヴァージニア。サンタクロースがいるというのは決して嘘ではありません。この世の中に愛や人へのおもいやりや真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。

 

あなたにもわかっているでしょう。世界に満ち溢れている愛や真心こそ、あなたの毎日の生活を、美しく、楽しくしているものなのだということを。

 

もし、サンタクロースがいなかったら、この世の中はどんなに暗く寂しい事でしょう!あなたのような可愛らしい子どものいない世界が考えられないのと同じように、サンタクロースのいない世界なんて想像も出来ません。

 

サンタクロースがいなければ人生の苦しみを和らげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも無くなってしまうでしょうし、私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触るもの、感じるものだけになってしまうでしょう。また子ども時代に世界に満ち溢れている光も、消えてしまうことでしょう。

 

サンタクロースがいない、ですって!サンタクロースが信じられないということは、妖精が信じられないのと同じです。

 

試しに、クリスマス・イブにパパに頼んで探偵を雇って、ニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか?ひょっとすると、サンタクロースを捕まえることができるかも知れませんよ。

 

しかし、たとえ煙突から降りてくるサンタクロースの姿が見えないとしても、それが何の証拠になるのです?サンタクロースを見た人はいません。けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。

 

この世界で一番確かなこと、それは子どもの目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。ヴァージニア、あなたは妖精が芝生で踊っているのを見たことありますか?もちろん無いでしょう。だからと言って、妖精なんて、ありもしないデタラメだなんてことにはなりません。

 

この世の中にある、見えないもの、見ることのできないものが、何から何まで、人が頭の中で造りだし想像したものだなどと言うことは、決してないのです。

 

赤ちゃんのガラガラを分解して、どうして音が出るのか、中の仕組みを調べてみることはできます。

 

けれども、目に見えない世界を覆い隠している幕は、どんな力の強い人にも、いいえ、世界中の力持ちが寄ってたかっても、引き裂くことはできません。ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンをいっとき引きのけて、幕の向こうの、例えようもなく美しく、輝かしいものを見せてくれるのです。

 

その美しく、輝かしいもの、それは人間の作ったデタラメでしょうか?

 

いいえ、ヴァージニア、それほど確かな、それほど変わらないものは、この世には他に無いのですよ。

 

サンタクロースがいない、ですって? とんでもない! 嬉しいことに、サンタクロースはちゃんといます。

 

それどころか、いつまでも死なないでしょう。一千年後までも、百万年後までも、サンタクロースは、子どもたちの心を、今と変わらず、喜ばせてくれることでしょう。

(偕成社 中村妙子訳 より引用)

こんな素敵な社説を全ての子ども達のために書いた記者フランシス・P・チャーチ。そしてこの社説を読んだ8歳のヴァージニア。彼女はその時どんなことを思い描いたのでしょうか。

 

ヴァージニアはその後ニューヨークの学校の先生になり、47年間子どもたちを教え続けたそうです。引退前の3年間は長期に入院生活を送っている子ども達のための学校の副校長になり、子ども達と共に過ごしたそうです。

 

また、1971年ヴァージニアが81歳で亡くなったとき、ニューヨーク・タイムズは「サンタの友だちヴァージニア」という見出しで記事を書き、彼女を追悼しました。

 

もうすぐクリスマス。クリスマスの夜に、ヴァージニアとサンタのお話を心に刻んでもらえたら、ひょっとしてサンタクロースが本当にやって来るかも知れません。目に見えることだけが真実ではないのですから。

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