ニュージーランドの子育て事情～その2

皆さんこんにちは。12月に入り、ますます寒くなって体調を崩しやすい時期ですね。皆さん体調など崩されて居りませんか？

前回は、ニュージーランド（以下NZ）の教育や保育の様子についてお伝えしました。今回はNZのことについてもう少しお伝えしたいと思います。

【ニュージーランドの子育て事情～その1】はこちら

まずNZに行ってビックリしたのは、お土産物屋さんやカフェなどあらゆるところが17時ぐらいになると店終いをしてしまうこと。スーパーや飲み屋さんなどは開店しているところもありますが、大体は閉まってしまうんです。正直、お土産を買うのにも一苦労でした。

その時間に仕事が終わって、家族の時間となるわけです。お母さんがご飯の支度をしている間に子どもの相手をするのはお父さんです。小さい頃からスポーツ少年団みたいなものや習い事をするお子さんも多いそうですが、大体お父さんが連れて行くそうです。NZのお父さんは、『キウイハズバンド』と言われているそうで、これは国鳥のキウイに因んでいるそうです。キウイという鳥は、雌が卵を産んだら雄が温めて育児するんですって！特別お父さんが頑張っているというわけではなく、こういう文化ができているのでしょうね。ちょっと羨ましいですね。

ガイドさん曰く、日曜日は夫と子どもが出かけて、家で自分の時間を過ごしているお母さんが多いそうです。ただ、離婚するカップルも多く、その後再婚する方もいらっしゃいますが、子どもは再婚相手の方を義理の父親、母親としてみるのではなく、あくまでも（父親か母親の）新しいパートナーとしてみていくそうです。そして、一緒に住んでなくても頻回に父親や母親と会って一緒に過ごすそうです。

NZで滞在して思ったことは、本当に皆さんがゆったりしているということ。時間を守らないとかそういうことではなく、ゆったりと自分のペースで生きているのだなと感じました。他人と自分を比べてないというと語弊はあると思いますが、他人の目を気にするというより、自分がどうしたいのかを大切にしているように思えました。

笑ってしまうのですが、私がNZに行った時、『寒い！』と感じました。現地の方の服装を見ると、ダウンを着ている方もいれば、半袖・短パンの方もいてビックリしました。当たり前ですが、自分と違う服装をしていても誰も気にすることもありませんでした。あくまでも自分の感覚で・・・ということなのでしょうね。

NZと日本、それぞれに良いところがあります。日本は個が尊重され始めているのにも関わらず、学校などではまだまだ集団を尊重するところもあり、難しいなと感じることもあります。変革の時なのでしょうね。でもこれからの時代、自分の考えを持って、自分で行動してみるということができないと辛くなってくるかもしれないと感じたNZ視察でした。

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