性教育のお話～その1

皆さんこんにちは。6月もあっという間に終わり、いよいよ夏の到来です。我が家には猫の額ほどの庭があるのですが、雨が降り、その後太陽の光を浴びると雑草がグッと成長するのが分かります。内心『やめてくれ～』と思うのですが、この成長力だけは見習いたいと思う今日この頃です。

今回は『お家で性教育』というお話をさせて頂きたいと思います。

私は、助産師として年に何回か、小学校や中学校に行って性教育の講義をさせて頂きます。ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、学校での性教育について以前かなり問題になった事があります。その為か、学校の先生とお話しすると「とりあえずやっておかないといけないから……」「当たり障りのない感じでいいんだよな……」という感じがひしひしと伝わってきます。それでも、養護教諭の先生が入っていただくと違うのですが……。

我が家には３人の息子がいて、年に一度ほど性教育の授業を受ける事があります。どんな様子か尋ねると、「面白くない」「寝てた」など、性教育を一生懸命やっているこちらとしてはイラッとする答えが返ってきます。でも、『なんでだろう』と考えると、やはり学校サイドの『とりあえず感』が出てしまっているのだろうと思います。

コロナの自粛の為、思いがけない妊娠をした人からの電話相談が増加しているという新聞記事を読みました。その際に長男が「ゲームもエッチも、大人や学校はやっちゃいけないとしか言わない。でもそれだけじゃこういう事は無くならないよね」と言っていて、本当にその通りだなと思いました。

きっと『なんで』『どうして』という部分が伝わってないのだと思います。『もし、今妊娠したら自分の人生はどんな風に変わるんだろう』とか『今は相手と上手く行っているけど、もし、妊娠したらどうなるのかな』と考える事は少ないと思います。「ちょっと未来を想像してごらん」と伝えてあげると『今は夢に向かって頑張りたい』とか、『相手を大切にしたい』という気持ちにも気づいて、考えて行動できるようになるのではないかと思います。

私は助産師として、女性の性は最後には女性自身に決めてもらいたいと思っています。今、自分は妊娠したいと思っているのか、妊娠しても良いのか、妊娠したら赤ちゃんを産むのか産まないのか。その為には、もしもこういうことになったらどうなるのか、などの正しい情報を伝える事が大切だと思っています。もちろん男性にもしっかり知ってほしいところです。

今回、お家で性教育のところまで辿り着けませんでしたので、続きは次回お伝えします！

性教育のお話～その２

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

Mom's-sunは長野市内で保育園を3園、運営しています。
育児には悩みや不安がいっぱいですよね。でもひとりじゃないんです。
育児に関する疑問・質問にお答えしますので、ぜひお問い合わせください。

Mom's-sun（マムズサン）への質問はこちらから

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

【子育てバナシを分かち合おう☆育児を楽しくするポイント紹介！】一覧へ