まいぷれ長野の少し役立つコラム
お部屋の芳香剤だけでなく、洗剤や柔軟剤など様々な商品にも“アロマ”と言う言葉が使われるようになりました。
ユーカリ成分配合、ラベンダー成分配合などとアロマオイル名の表記を目にすると、それだけで「いい香り~」と感じますね。
【アロマ(aroma)】のルーツはギリシャ語の「香草」で、英語で「芳香・香り」を意味します。
近頃では、心身が楽になり「癒されるという雰囲気」といった意味で使用されることもあります。
同じように香りを意味する言葉に【フレグランス(fragrance)】 がありますが、こちらは香水や香料などの人工的な香りに対して用いられ、合成香料を使用した商品はフレグランスという表記が一般的です。
ところで、昨今の香りブームでアロマの存在も身近になりましたが、ではアロマオイルとは、どのようなものなのでしょうか?
アロマオイルとは、植物の花・葉・果皮・果実・樹脂などから、その香りの成分を抽出したもので、正式には【エッセンシャルオイル】、日本語では【精油】といいます。
植物はそれぞれに特有の香りや機能を持っていて、それはこの香りの成分に由来します。
精油には、この有効成分が高濃度で含まれ、その香りを嗅ぐことで、心地よいと感じ、気持ちが整ってリラックスしたりリフレッシュしたりできるのです。
一般に使われているフレグランス(合成香料)は、天然精油の成分を化学的に分析して人工的に造られたものです。よって香りが非常に安定しており、同じ香りを長く保つことができます。
一方エッセンシャルオイル(精油)は、植物そのものから造られているため、生育地や環境に影響を受けやすく、個体によって違いがあります。
ゆえに香りには「揺らぎ」が出ますが、実はそれこそが自然の恵みなのです。
天然の精油とそれを元にして誕生した合成香料。
それぞれの良さを活かして、香りを上手に生活に取り入れていきましょう。
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