まいぷれ長野の少し役立つコラム
雲がどんよりとして気分も落ちめな梅雨。
6月の長野はカラッとして気持ち良い日が多くありましたが、ここ数日は蒸し蒸しとして過ごしにくくなってきました。
そんな時は爽やかな高原で深呼吸。
森の香りが疲れた身体に染みわたり、何だか心も軽くなったような気がしてきますよね。
人は心地よいと感じた匂いや香りで即座にリラックスすることができますが、さて、それはなぜなのでしょう?
呼吸をして鼻から入った匂いや香りは、刺激情報として脳に直接伝わっていきます。
その到達点は大脳辺縁系と呼ばれる「本能」「自律神経」「記憶」などを司る場所。
ふとした香りで、懐かしい出来事や風景がよみがえることがありませんか?
香りという刺激情報は、過去の素敵な思い出や快適な感情と直接結び付いて、安心感を引き出します。
美味しそうな匂いでお腹がすいてくるように、自分にとって心地良い香りは、隠れていたリラックス状態を呼び起こすのです。
この働きを有効に活用し身体機能のバランスを保とうと、アロマテラピーやハーブ療法などが開発され、1990年代以降には一般にも広く普及してきました。
日本には「お香」を焚く文化がありますが、これもまたリラックス効果が期待できます。
日本人は古くから、生活の中に香りを取り入れて楽しんできたんですね。
私たちの生活の中にある「香り」。
何かと忙しい今の時代、時間に追われて森の香りや花の香りが恋しくなったら………、
リラックスできる「自分だけの香り」を身体いっぱいに吸い込んで、毎日の暮らしを豊かにしていきましょう。
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