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長野県子どもと子育て家庭の生活実態調査で思ったこと PART1

9月19日、県次世代サポート課「H29長野県子どもと子育て家庭の生活実態調査」について懇談会があり長野こども白書の事務局から声をかけていただき、参加してきました。

 

これは今年5月、「子ども子育て家庭の生活実態調査」の結果が公表されたことを受けての懇談会です。この調査は平成29年8月~9月にかけて行われたものです。今回は3回に分けてこの結果について私なりに読み解いてみようと思います。

 

調査対象者は小1、小5、中2、高2(16~17歳)の各3000世帯。有効回答は子ども2366世帯 保護者3589世帯。結果から困窮家庭、周辺家庭、一般家庭に分けました。

 

今回は、子どもの情操教育と健康についてです。

 

「子どもに体験させていること」の項目で困窮家庭では金銭的な理由で「博物館・科学館・美術館・映画等に行く体験をさせていない」が約30%です。一般家庭では2%以下であり、圧倒的な差が出ました。文化的体験が乏しいと言えます。子どもたちの成長過程で情緒を培うためにこれは必要な体験です。しかし、生活優先で後回しになっているのが現状。情操教育は目に見えませんが、心の有様、考える力、そして生きる力に関わってくる大切なものと考えます。

また、食生活では「平日朝食を食べない日がある」が困窮家庭では15%、一般家庭では5%と約3倍です。これは生活習慣の乱れは生活全般の乱れにも繋がり、病気を誘発しかねません。

 

健康面では、困窮家庭の36%が「必要と感じても医療機関を受診させなかった」と回答しています。健康状態について困窮家庭の子どもは「良くない」と答えた割合が16%と一般家庭7%の2倍以上です。

 

生活保護家庭では原則車を持つことが出来ません。しかし医療は受けることはできます。

車がないと生活に支障をきたす場合、生活保護を受けずにギリギリでの生活を強いられます。そこで削られるのが医療機関の受診で、後回しという実態が推測されます。

 

本年8月から中学生まで医療費が無料になりました。とても良い施策ですが、残念ながら高校生または中退者の16歳~若者は含まれていません。懇談会参加者から、16歳~困窮家庭に医療費の無料化はできないのか?という提案が出されました。

 

この提案がすぐ反映されるか不明ですが、調査結果をしっかり分析し、提言していく必要性を感じました。

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