朝夕の冷え込みが厳しくなってくると頭に浮かぶのが、あつあつの「鍋焼きうどん」。

長野市では、あまりうどん屋さんを見ませんが、善光寺仁王門北側を東西に走っている桜枝町にある呉服屋さんの女将が営む「吉田うどん彦兵衛」を見つけて以来、うどんを食べたくなるとここに足が向きます。

階段を上がって暖簾をくぐると、感染対策された店内はおひとり様も気軽に座れるカウンターが正面にあり、右側に温かな陽だまりの小上がりがあります。

今日は小上がりの席に陣取り、お目当ての「鍋焼きうどん」をお願いしました。

アツアツの湯気が昇る土鍋には、大きなかき揚げ、味のしみたお麩、かまぼこ、厚めの鳴門、青みにはネギとほうれん草、ゆでたキャベツ（うどんにキャベツは珍しくないですか？）、そして半熟手前の玉子の黄身と勢ぞろいです。

玉子を絡めて甘みを楽しみ、ふーふーと楽しむうちにサツマイモ、カボチャ、ちくわなどサクッとしたかき揚げの油がつゆに馴染み一段美味しくなります。

吉田うどんは、硬すぎず弾力がありモチモチした太麺で、つゆは口当たりが優しいけれど、薬味のスリダネ（唐辛子ベースのゴマ、ラー油が効いています）を入れるとパンチのあるつゆに変身するので、味を変えて楽しめますよ。

体も温まって大満足でランチを終了しました。

また来ます。

ごちそうさまでした！

取材日：2021年12月16日（木）

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