まいぷれ長野の少し役立つコラム
今マスコミで「こどもの貧困」が話題になっていますよね。皆さん今、日本で言われている「こどもの貧困」ってどんな状態のことかご存知ですか?
たぶん貧困っていうと、食べるものも着るものも満足にない、ひょっとすると住むところもない状態のことを想像しませんか?
テレビで放映される世界の紛争地域の子どもたち。栄養状態が悪く、学ぶ場もなく、過酷な状況の中で日々の生活を送らざるを得ない、希望より今日生きることが精いっぱい。命の危険すら感じる。
今の日本では、少なくともそういった子どもはいません(制度上は)。ですから年配の方は昔は皆貧しかった、今の子どもは恵まれているとか、うちの地域には貧困の子どもはいないとか言います。でもそれはちょっと違うんですね。何が違うのか………。
貧困には2種類あるって知っていますか?
絶対的貧困と相対的貧困です。今、日本で子どもの貧困というとき、相対的貧困のことを指します。
では、相対的貧困とはどういうこと?と皆さん思われるのではないでしょうか?
簡単に言うと国民平均所得の半分以下の所得の家庭を言います。
例えば、2人世帯で約177万円、3人世帯で211万円、4人世帯では244万円以下です。そして16.3%のこどもが相対的貧困状態(平成24年調査)にあると言われていました。6人に1人、30人学級で5人いることになります。平成29年6月に発表された国民生活基礎調査(平成27年調査)では、子どもの貧困率が13.9%に減少。それでも7人に1人、30人学級で4人強いることになります。
では、相対的貧困について具体的にどんなことか、ざっくりお話します。
普段の生活は何とかできる。切り詰めればスマホも持てる。だけどまとまったお金がない。貯金ができない。ですから高校卒業後、進学したくてもできない状態になってしまう。現在、高校卒業後の大学や専門学校等への進学率は80.6%(学校基本調査2017年8月3日発表)です。
まとまったお金がないことで進学できない。夢を諦めなければならない。これって若者にはとても辛いことですよね。
もちろん奨学金という制度はありますが、何百万という借金を背負って何年もかかって返済しなければならない。そうすると将来設計もままならず、いわゆる貧困の連鎖を招いてしまう。
ちょっと難しい話になってしまいました。
経済的にゆとりのない子どもたち、せめて周りのごく普通の大人たちがこの現状に思いを馳せることから始めてみませんか?
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