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まいぷれ長野の少し役立つコラム

こども食堂のおばちゃんのコラム

    一汁三菜(焼き物または揚げ物、煮物、あえ物、具だくさんみそ汁とご飯、漬物)

9月28日のほっとキッチンでは、箱膳を体験しました。3月にやしょうまをご指導していただいた四方気の会の海瀬先生をはじめ、4名の方に今回もお願いしました。日本伝統の食事スタイル【箱膳】です。昭和の初めまで、普通の家庭の食卓風景でした。今回は調理・会食はもちろんですが、一汁一菜、一汁三菜の意味について教えていただきました。

 

箱膳でいう一汁一菜とは、汁物と惣菜1品のこと。ご飯と漬物は必ず付くので数には入らないそうです。これは普段の食事。質素ですが汁物に具をたくさんいれれば栄養は十分です。ご飯は左、汁物は右、これは和食の常識ですが、意外と知らない人が多いのです。皆さんご存知でしたか?洋食が多い中で、どうしても和食のマナーが忘れがちになってしまいます。テレビドラマで食卓風景が映ったら、チェックしてみてください。

 

一汁一菜が普段の食事なら、一汁三菜はお客さまのおもてなし等に振る舞われた膳です。汁物に惣菜3品。焼き物または揚げ物、煮物、あえ物です。特にあえ物は、昔、長野では砂糖が大変貴重で普段料理には使わなかったそうです。大事なお客様をお迎えするときだけ、砂糖を入れた白和えを作りおもてなしをしました。これはお客様への敬意の表れ。そしてお客様は、その心を十分にくみ取り当主に感謝の意を伝えました。これは日本古来の「おもてなし」の心ですね。

 

箱膳の一汁三菜のほかに、大皿に芋なますと煮豆が盛られ、取り回しされました。これも箱膳の作法だそうです。お給仕の方が各膳を回られ、ご飯のお替りを尋ねるのも作法の一つ。最後にご飯茶碗に白湯をお給仕の方が注いでくださいました。漬物を一切れ残しておき、白湯を入れた茶碗の中を漬物でさっと洗うように回し、漬物を食べ白湯を飲む。こうすれば、茶碗を洗う人の一手間を省けます。これもまた、和食の心得。相手を思いやる心・和の心です。

 

参加した小・中・高校生、ベトナムの若者たちは、和食と日本人の細やかな心使いに本物を感じ取ってくれたことと思います。また大人からも「これまで何気なく和食を食べてきたがこんなに奥深いものとは気付かなかった、もっともっと子どもたちに伝えていかなければという想いが強くなった」と熱く語ってくれました。

 

今後ますます洋食・アジアンテイスト等多国籍料理が普通に食べられる食生活になっていくものと思います。だからこそ、今一度和食の心を学び、後世に伝えていかなければと強く思った1日でした。

杉尾議員も急遽参加してくださいました。こども食堂に実際に参加され、その必要性を感じ取っていただきました。国政の場でも推進してくださると力強いお言葉をいただきました。

四方気の会の皆さん、ありがとうございました。参加者には大好評。また次回もよろしくお願いいたします。

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