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まいぷれ長野の少し役立つコラム

こども食堂のおばちゃんのコラム

「非常食作って食べる」体験してみました!

今年、日本各地で様々な災害が発生しました。地震や豪雨と災害が起こるたびにテレビや新聞で痛ましい現場が映し出されます。いつ自分たちにも降りかかってくるかわかりません。でも、なんとなく自分は大丈夫と考えがちです。

そこで、「輪っと集まれ!中高生・若者ほっとキッチン」では、いつ災害に遭遇しても生きて行けるようにと、非常食の調理体験を計画しました。非常食キット(50人分)をフードバンク信州さんから頂き、子どもたちが実際に箱を開けるところから始めました。

 

段ボール箱の中には必要な品々がコンパクトに詰められて、非常時にすぐ食べられるよう工夫がされていました。無いのはお湯だけ。つまりお湯さえあれば、非常食50人分が15分で作って食べられます。

今回は、その様子をご紹介します。

 

その1

段ボールを開けてみると、中には説明書とアルミの大きな包みが入っていました。説明書に紙カッターと袋を閉じる紐が張り付けてあり、そのカッターでアルミを切り、中の備品を取り出すことができました。

その

次に、アルミの包みを開けてみるとご覧の通り。説明書、アルファ米、カレー味の具材、プラスチック容器、スプーン、ご飯しゃもじ、輪ゴム、ビニール手袋が入っていました。必要なものは全てコンパクトにまとめられています。

その

アルファ米の中にカレー味の具材を入れ、お湯を注ぎます。アルミの袋を閉じ15分待ちます。

15分経ったら、ご飯しゃもじでゆっくり大きく混ぜ合わせます。50人分ですから結構力が要ります。

中学生が一生懸命混ぜてくれました。

万遍なく混ぜ合わせたところで出来上がり。プラスチック容器に盛り付け、スプーンをはさみ輪ゴムでまとめて出来上がり。こうすればお湯を沸かすところから始めて30分位で食べられることがわかりました。また容器やスプーン輪ゴムも備品として入っているので、野外でも、また立ったままでも食べられることもわかりました。

 

一人一人に手渡しし、皆で輪になって「いただきます」をしました。非常食は美味しくないのでは・・・と思いがちですが、結構おいしくいただきました。皆で食べるから美味しいのかも!!残ったご飯はプラスチック容器に詰めて各自お持ち帰り。夕食にオムライスにして食べるという親子もいました。

 

子どもたちは災害を身近に感じ、決して他人事ではないと理解してくれたのではないでしょうか。いざというときこの経験が大変役に立つと思います。きっと率先して非常食作りに励んでくれるものと確信しています。

 

ほっとキッチンでは、今後も実生活に役立つ食育を取り入れていく予定です。これを読んでくださった皆さん、是非一度覗きに来てください。子どもたちの真剣な様子を肌で感じてください。頼もしいですよ!!

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長野市で中高生・若者(10代)を対象としたこども食堂を運営しています。

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